演劇クラスをのぞいてみよう〜2025年

月4回開講 演劇講座(星組)

【「手の記憶」をテーマに創作中 】
あなたの手は、これまで何に触れ、何を手放してきましたか?
メンバーは、自らの人生の記憶をたどったり、想像の世界を広げたりしながら、小さな場面を作り出しています。それらを少しずつつなぎ、ひとつの舞台作品へと仕上げていきます。

「女性のワークライフバランス」をテーマに創作中

外部からのご依頼を受けて 「女性のワークライフバランス」 をテーマにした劇の創作に取り組んでいます。家庭・介護・仕事のはざまで揺れる女性たちの現実を題材に、メンバーそれぞれの体験を持ち寄り、意見を出し合いながら台本を練り上げています。
この作品は10月に本番を予定しており、観客も参加できるフォーラムシアター形式で制作しています。
単に物語を観るだけでなく、社会の課題を一緒に考える場を作ることを目指しています。

【 続報】
10月5日、ひと・まち交流館 京都にて、「すべての人の人権とワークライフバランス」をテーマにしたフォーラムシアターが上演されました。主催の京都府女性の船 ステップあけぼの様からのご依頼で、ハローシアター星組が出演、フォーラムシアターの進行はART &HEALTHきょうと代表が務めました。
パートで働きながら夢を追う女性が、介護や家族の無理解の中で葛藤する姿を描いた作品です。物語の途中で観客に「どうすればこの状況を変えられるか?」と問いかけ、会場全体で意見を交わしながら物語を進めました。
多様な視点や体験が共有され、解決の糸口が少しずつ見えてきました。

<観客の声>
「この問題を自分ごととして考えられた」
「さまざまな見方や解決策に気づいた」
「自分の家族関係を見直すきっかけになった」

アートを通じて社会課題を共に考えるフォーラムシアターの力を、改めて感じる公演となりました。

月4回開講 演劇講座(ハローゴールド)

パーキンソン病の参加者が執筆したオリジナル台本に取り組んでいます。
舞台は近未来。主人公のヨウコはパーキンソン病とともに暮らし、日常を支える介護ロボットと生活しています。ところがそのロボットが老朽化し、少しずつヨウコ自身に似てきて…?
この作品は、全国パーキンソン病友の会京都府支部様の講演会にて、11月末に上演予定です。メンバーでアイデアを持ち寄り、笑いとリアリティが交じり合う物語を作り上げています。

8月の試演会の様子