パーキンソン病とともに生きる〜演劇 × パネルディスカッション〜(2026年4月)

2026年4月12日、当事者の方とご家族の会である「全国パーキンソン病友の会京都府支部」主催、「(一社)ART & HEALTH きょうと」共催、公益財団法人 京都健康管理研究会の助成により、本イベントを開催しました。

当事者の葛藤を描いた「演劇」と、リハビリの専門家を交えた「ディスカッション」。この二つを組み合わせることで、病への理解を深めることを目指した新しい試みです。

2回公演の参加人数は、延べ140名。第1回目はパーキンソン病当事者の方やご家族が中心、第2回目は医療・福祉関係者や一般の方々が中心で、幅広い層の方にご来場いただきました。

第1部:演劇上演「飛べ!ポンコツロボット 」(出演:50歳からのハローシアター )

当事者の体験から生まれた演劇「飛べ!ポンコツロボット」では、
思うように動かない身体と向き合う日常や、葛藤が描かれ、
「自分の心がそのまま映し出されたようだった」「勇気をもらえた」といった声が多く寄せられました。

第2部:パネルディスカッション 「パーキンソン病の現実と希望」

続くディスカッションでは、パーキンソン病友の会京都府支部会員の皆さんと作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、音楽療法士などの専門職が同じ場で言葉を交わし、リハビリの意味やあり方について、多様な視点から意見を述べあいました。
リハビリは単なる機能回復ではなく、「やりたい」という心の動きや人とのつながりの中で育まれるものである――そんな気づきが会場に広がりました。

〜アンケートより〜

●「まるで自分の話のようで、一人ではないと思えて心が軽くなった」(パーキンソン病当事者)
●「普段接しているだけでは見えにくい、当事者の内面についての理解が深まった」(医療・福祉専門職)
●「パーキンソン病について、初めて自分事のように感じることができた」(一般来場者)

当日は幅広い立場の方にご参加いただき、アンケートでも高い満足度が得られました。
演劇というアートをきっかけに、当事者同士の共感と支え合い、社会への理解が広がる貴重な機会となりました。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

(一社)ART &HEALTH きょうと では、演劇「飛べ!ポンコツロボット 」の上演や、演劇の手法を使ったリハビリWSについてのご相談を承っております。
医療、福祉、教育関係の方々との共同プログラム開発のご相談も受け付けております。
ご関心のある方は、こちらをクリックしてお問い合わせください。

「パーキンソン病とともに生きる」演劇上演「飛べ!ポンコツロボット 」×ディスカッション(2026年4月)

パーキンソン病とともに生きる人の経験や想いを、演劇と対話で共有するイベントです。

<開催概要>

日時: 2026年4月12日(日) 2回公演

①13:30開演(満員御礼)/ ②17:00開演(満員御礼)/※開場は各回30分前

会場: ハートピア 京都3階 大会議室

入場無料

定員: 各回70名(事前予約制)定員になり次第、受付を終了します。

主催: パーキンソン病友の会 京都府支部

共催: 一般社団法人 ART & HEALTH きょうと

無事終了いたしました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!当日の様子はこちらから。

【開催報告】パーキンソン病の演劇リハビリWS & 演劇『飛べ!ポンコツロボット』上演

2025年11月29日、京都難病連主催の難病患者医療講演・相談会(京都市委託事業)にて、演劇を用いたリハビリWSと演劇公演を行いました。(@ハートピア 京都 大会議室)

1. 演劇リハビリワークショップ(50分)(担当:細見佳代)
約20名のパーキンソン病患者の方とご家族が参加されました。

・アイスブレイク:皆で交流しながら、心と体をほぐすゲームを行いました。

・発声練習:対象に向かって、お腹から大きな声を出す練習に挑戦。

・表現ワーク:今の自分が感じていることを、のびのびと体全体で表現しました。

【参加者の声】 「とても楽しかった!」「自分でも驚くほど大きな声が出て驚いた」といった感想をいただきました。

2. 演劇『飛べ、ポンコツロボット』上演(55分)(ハローシアターゴールド組出演)
続いて、パーキンソン病メンバーが原作を手がけた演劇をハローシアター が上演しました。 劇中には観客の皆様にも参加していただく場面もあり、会場が一体となった熱気あふれる公演となりました。

【終演後の感想】 アフタートークでは、来場者の方々から多くのご感想をいただきました。

「自分たち患者の気持ちを代弁してくれる劇で、勇気をもらえた」

「細かいところまで練られていて、非常に完成度の高い劇だった」

「もっとたくさんの場所で、ぜひ再演してほしい!」

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

主催 京都難病連 /共催 パーキンソン病友の会京都支部・一般社団法人 ART&HEALTHきょうと

【演劇リハビリワークショップ・公演についてのお問い合わせ】

私たちは、これからも演劇リハビリWSや公演を続けていきたいと思っています。「自分たちの地域でも開催してほしい」「再演の相談をしたい」といったご要望がございましたら、お気軽に「お問い合わせ欄」より、メールにてお問い合わせください。

【メディア】京都新聞に、演劇「飛べ!ポンコツロボット 」の練習風景が掲載されました。

2025年11月26日付の京都新聞にて、パーキンソン病のメンバーが原作を書いた演劇活動を取り上げていただきました。

「好きでこんな体なったんちゃうわ」 主人公の葛藤や本音を込めたこのセリフは、原作を手がけたメンバーMさん(68歳)自身の体験に基づいています 。

かつて「私は不要な人間になってしまった」と絶望した時期を乗り越え 、10年前に出会った演劇を通して「諦めたくない、いつも笑っていたい」と前を向くまでの歩みが紹介されました 。

Mさんの思いに共感した仲間たちが稽古を重ね、共に舞台を作り上げる様子が報じられました。

※記事の著作権保護のため、本文を加工して掲載しています。

京都新聞に掲載されたパーキンソン病患者による演劇活動の様子

【開催報告】観客と共に考える演劇「フォーラムシアター」上演:介護・仕事・家族の葛藤をテーマに

【 続報】
10月5日、ひと・まち交流館 京都にて、「すべての人の人権とワークライフバランス」をテーマにしたフォーラムシアターが上演されました。主催の京都府女性の船 ステップあけぼの様からのご依頼で、ハローシアター星組が出演、フォーラムシアターの進行はART &HEALTHきょうと代表が務めました。
パートで働きながら夢を追う女性が、介護や家族の無理解の中で葛藤する姿を描いた作品です。物語の途中で観客に「どうすればこの状況を変えられるか?」と問いかけ、会場全体で意見を交わしながら物語を進めました。
多様な視点や体験が共有され、解決の糸口が少しずつ見えてきました。

<観客の声>
「この問題を自分ごととして考えられた」
「さまざまな見方や解決策に気づいた」
「自分の家族関係を見直すきっかけになった」

フォーラムシアターで観客に問いかけ、意見を交わす進行役と出演者

アートを通じて社会課題を共に考えるフォーラムシアターの力を、改めて感じる公演となりました。

【出張上演のご案内】
ハローシアターでは、「ワークライフバランス」をテーマにしたフォーラムシアターの出張上演を行っています。 地域イベントや男女共同参画の講座など、ご要望に合わせて柔軟に対応いたします。
ご興味のある方は、こちらをクリックしてお問い合わせください。

スコットランド ステージイベント「hanabi」参加ご報告(2025年6月)

細見 佳代(演劇講師/(一社)ART & HEALTHきょうと 代表理事)


50歳からのハローシアター 星組のメンバーは、2025年6月、スコットランドのシニア劇団「TrickyHat」がグラスゴーで行うイベント「hanabi」に参加しました。
「TrickyHat」と「50歳からのハローシアター」は、どちらも参加者のライフストーリーをベースに作品創作をしており、2021年から交流を深めています。「hanabi」では「高齢者の表現活動や社会参加」をテーマに、ワークショップと上演が行われました。

1. トリッキーハット主催「hanabi」前日ワークショップ(2025年6月13日)

会場:グラスゴー・レンフィールドセンター
参加者:約50名(仙台から5名、京都から4名、スコットランド約40名)

【前半:国際交流ワークショップ】

筆者(細見)が進行を担当。主催のトリッキーハットから「文化交流を促してほしい」と依頼され、以下3つの目的で実施しました。

● 息を合わせること
● 親しくなること
● 創造的な気持ちを高めること

主なアクティビティ例:

● 5秒間でできるだけ多くの人と握手
● ハイタッチで名前を呼び合う
● 今日の気分を体で表現し、真似する
● 「山」「雨」「虹」など自然をテーマにグループ創作

グループで「雨」を表現する

グループ創作では言葉を超えてすぐにイメージが共有され、参加者同士のつながりが深まりました。
「今日、娘に“私は虹になったのよ”って話すわ」と語るスコットランドの参加者の言葉が印象的でした。

参加者の声より:

●「私たちのグループは「雨」を表現しました。自然と打ち解けて、休憩中にはみんなで一緒にランチも楽しみました。(仙台)
●「年を重ねているせいか、皆さんに包容力があり、お互いのアイデアをすぐに受け入れることができました。文化は国境を越えるものだと実感しました。」(京都)

【後半:フラッシュモブの振付づくり】

後半は、トリッキーハットの演出家イアンさんと振付家ローラさんがリードし、翌日に上演するフラッシュモブを振り付けました。前半にグループで作った「自然」の動きが活かされ、少人数で表現した「虹」や「山」が、50人の大きな動きへと発展していきました。

4人の虹が50人の虹へ

また「手」をテーマにした即興セリフが加えられ、作品に深みが加わりました。私たちの劇団「50歳からのハローシアター」でもこの数年「手」をテーマに創作していたので、国を越えて同じテーマが追求されていることに親近感を抱きました。

イアンさんの言葉:「みんなの意見を一致させることより、異なる意見を尊重することが大切」

短時間ではありましたが、このワークショップは、参加者一人ひとりが自身の個性や物語を主体的に表現する場となり、日本とスコットランドの高齢者同士が、心の奥深くで気持ちを通わせる貴重な機会となりました。


2. セリフリハーサル:「年を重ねること」を語る

イベントでは、「年を重ねること」をテーマに、仙台・京都から1名ずつが語りを担当しました。
京都からは、33歳の厄年に母から贈られた「赤い帯」にまつわるエピソードが語られました。
当初は迷信のように感じていたその帯も、さまざまな苦労を経て還暦を迎え、さらに卒寿となった今、母が帯に込めた長寿への願いが次第に理解できるようになったという内容です。
体調不良のため語り手本人は渡航できませんでしたが、別の参加者が赤い帯をつけて登場し、着物姿でそのお話を披露しました。

京都の語り手とスコットランドの語り手

感想:「とても美しい話だった」「心に響いた」

日本の伝統的な慣習や家族の想いが、スコットランドの観客の心に届いた瞬間でした。


3. 本番:歳をとることを祝うイベント「hanabi」(2025年6月14日)

会場:CCA(グラスゴーの現代アートセンター)

日本からの参加団体:

● 50歳からのハローシアター (京都)
● NPO法人アートワークショップすんぷちょ(仙台)
● 一般社団法人 ロスホコス(京都)

映像・語り・ダンス・演劇など、多様な表現が交差し、観客と出演者が一体となるイベントとなりました。国際的な高齢者の舞台表現の可能性を感じる濃密な時間でした。

フラッシュモブ

4. スコットランド アート×福祉団体リサーチ(6月11日〜12日)

6月11日から12日にかけて、アートと福祉をつなぐスコットランドの5つの団体を訪問し、リサーチを行いました。特に高齢者の創造活動を支援する「Luminate(ルミネート)」と「Dance Base(ダンスベース)」の取り組みが印象に残りました。

訪問団体(一部):

● Luminate(ルミネート):高齢者の創造的表現を年間通じて支援する非営利団体。
●Dance Base(ダンスベース):スコットランド国立ダンスセンター。高齢者・パーキンソン病の方を対象としたプログラムあり。

得られた視点(キーワード):

◎ 当事者性:創造の主体として高齢者自身の声と意志を尊重する姿勢。
◎ パートナーシップ:人材や資金面の課題に、ネットワークを活かして取り組む姿勢。

今回のリサーチで得た視点を、日本での活動にも反映し、アートと福祉の繋がりをさらに広げていきたいと感じました。


(レポート:細見 佳代 /写真:Brian Hartley)

2025年6月スコットランドのイベント「hanabi」に出演します。

50歳からのハローシアター 星組のメンバーは、2025年6月、スコットランドのシニア劇団「TrickyHat」がグラスゴーで行うイベント「hanabi」に参加します。
「TrickyHat」と「50歳からのハローシアター」は、どちらも参加者のライフストーリーをベースに作品創作をしており、2021年から交流を深めています。「hanabi」では「高齢者の表現活動や社会参加」をテーマに、ワークショップ、上演、シンポジウムが行われる予定です。

日本からは、50歳からのハローシアター星組のほか、一般社団法人ロスホコスのメンバー、仙台のNPO法人すんぷちょのメンバーが参加されます。
現地でスコットランドの高齢者たちと交流し、リサーチも行う予定です。
またHP上でご報告します。ご期待ください.

【参加イベント詳細】

Invitation to Hanabi:Firework Event
13 & 14 June 2025

6/13 創作ワークショップ
6/14 本番@CCA

CCA:Centre for Contemporary Art, Glasgow

助成:公益財団法人セゾン文化財団、グレイトブリテン・ササカワ財団

※スコットランドでのイベント参加は、「日本とスコットランドの高齢者演劇:交流と共同作業」の一環として実施されます。

2023年9月 トリッキーハット のメンバーによる来日ワークショップ

ドラマチックな幸齢者たち〜人生100年時代のステージ

2024年9月16日(敬老の日)、22日(日)に開催された「ドラマチックな幸齢者たち〜人生100年時代のステージ」は、おかげさまで大盛況のうちに幕を閉じることができました。ご参加、ご観劇いただきました皆様、本当にありがとうございました。

年齢を重ねるほど人生はドラマチックになる
ファッション・朗読・演劇ーー表現を楽しむ大人たち

●日程 9月22日(日)
●場所 kokoka京都市国際交流会館イベントホール https://www.kcif.or.jp/web/jp/access/
●時間 14時開演(13時30分開場)

●料金 2,000円(前売券/当日券とも)   

●内容

<第1部> ファッションと語り「想い出をまとって」
      朗読 「あなたへの手紙」

<第2部> 演劇上演「50歳からのハローシアター版 地獄八景亡者戯」

    ※ 注意事項
    内容は変更になる場合がございます。

★ 9月16日(敬老の日) 即興劇ワークショップ1日体験

●日時 9月16日(月・祝)13:20〜14:40
●会場 左京東部いきいき市民活動センター(京都市バス「東天王町より徒歩5分/地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩15分」
●料金 500円
●内容 発声、ジェスチャーゲーム、関係性の表現など
●定員 4名から20名
● 講師 細見佳代(演劇講師/(財)静岡県舞台芸術センター専属俳優を経て「50歳からのハローシアター」を主宰。芸術修士。社会福祉士資格所持。
●お申し込み NBK12508@nifty.com まで、お名前とご連絡先をお知らせください。

※ご予約・お問い合わせ ホームページの「お問い合わせ」欄より、ご連絡ください。

前売り完売しました。

主催 50歳からのハローシアター
共催 NPO法人サクセスフル・エイジング・ネットワーク

助成 京都府文化力チャレンジ補助金・大阪コミュニティ財団 

近畿ろうきん エイブル・アートSDGSプロジェクト2023「LIFE IS ART」に出演します。

終了しました。ご参加くださった皆様ありがとうございました

※ 当日のレポートは、下記からご覧いただけます。

①ワークショップ「手が語る、わたしの人生の物語

②フォーラム「生きることは表現すること」

一般財団法人たんぽぽの家が企画する、「アートの視点からエンパワメントする」ことを通して、「誰一人取り残さない」社会づくりに寄与するプロジェクト。
今回のテーマは「高齢化と表現」で、50歳からのハローシアターのメンバーが、ワークショップと、フォーラムに出演することになりました。
ぜひご参加ください。

日時:2023年11月18日(土)10:00~15:30(受付 9:00)
会場:近畿ろうきん肥後橋ビル 12Fメインホール
イベントの詳細、参加のお申し込みは 特設サイト から。 

お電話、FAXでのお申し込み、お問い合わせは、TEL 0742-43-7055、FAX 0742-49-5501 (一般財団法人たんぽぽの家)まで。

facebook https://www.facebook.com/events/1028800528446317

① 10:00~11:30(受付9:30〜) 
 ワークショップ「手が語る、わたしの人生の物語」 (定員 15名)
自分の手がこれまで触れ、経験し、手に入れ、手放したことやもの。それらを言葉や身体で表現しましょう。このワークショップは、シニア世代の表現活動をサポートする「50歳からのハローシアター」がコロナ禍に実践したプログラムをベースにしています。演劇経験のない方大歓迎!
*ファシリテーター 細見佳代、50歳からのハローシアターメンバー

②13:30〜15:30(受付13:00〜)フォーラム「高齢化と表現を考える」(定員 50名)
年齢を重ねることで変化する心身や環境。それぞれに向き合いながら人生をより良く生きるためにはどんな方法や考え方があるのでしょうか。「紙芝居劇むすび」「50歳からのハローシアター」の取り組みから、そのヒントを議論します。フォーラム内では両団体の公演も行います。
*出演 紙芝居劇むすび、50歳からのハローシアター
*登壇者 細見佳代(50歳からのハローシアター主宰)、石橋友美(紙芝居劇むすびマネージャー)
* 進 行 岡部太郎(一般財団法人たんぽぽの家常務理事)

主催:近畿労働金庫  企画・運営:一般財団法人たんぽぽの家

スコットランドのシニア劇団「TrickyHat」のスタッフと演劇WS、創作を行いました。

9月18〜20日、スコットランドのシニア劇団「TrickyHat」のスタッフ(ディレクター、ダンサー、作曲家、映像作家、マネージャー)が来日しました。「TrickyHat」と「50歳からのハローシアター」の共通点は、どちらも参加者のライフストーリーをベースに作品を創作していることです。私達は2年前の演劇公演「わたしのいのち2021ニッポン」で映像でコラボレーションし、今回ようやく対面での創作が実現しました。3日間、メンバーのライフストーリーをベースにワークを重ね、最終日は20分のミニ・パフォーマンスを創作、披露しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!